宅建士試験の難易度・合格率は?過去の合格率や合格基準点を解説

宅建士試験は、近年の合格率ではおおむね20%前後の合格率で推移している国家資格試験です。

令和7年度(2025年度)の宅建士試験では、245,462人が受験し、45,821人が合格しました。合格率は18.7%でした。

ただし、合格率だけでは試験の難易度を判断することはできません。

この記事では、宅建士試験の合格率や合格基準点の推移を確認しながら、試験の難易度について解説します。

宅建士試験の合格率

宅建士試験の合格率は、年度によって多少変動します。

令和7年度の試験結果は次のとおりです。

項目令和7年度
申込者数306,099人
受験者数245,462人
合格者数45,821人
合格率18.7%

登録講習修了者の場合は、50問のうち5問が免除され45問となります。

令和7年度は、登録講習修了者の受験者50,920人のうち12,316人が合格し、合格率は24.2%でした。

宅建士試験の合格率は毎年同じではない

宅建士試験では、合格率が毎年一定に決められているわけではありません。

そのため、「合格率が20%だから、20%の人が必ず合格する試験」というわけではありません。

年度によって受験者数や問題の難易度などが異なるため、合格率も変動します。

また、宅建士試験では、試験後に合格判定基準が公表されます。

宅建士試験の合格基準点

宅建士試験の合格基準点は、毎年同じ点数ではありません。

例えば、令和7年度の試験では、

  • 一般受験者:50問中33問以上
  • 登録講習修了者:45問中28問以上

が合格基準でした。

このように、宅建士試験では「何点以上なら必ず合格」と事前に固定されているわけではありません。

そのため、過去の合格基準点は学習の目安として利用できますが、次回試験の合格基準点をそのまま予測することはできません。

なぜ合格率だけでは難易度を判断できないのか

合格率が18%だったからといって、試験問題の18%しか解けなかった人が合格するという意味ではありません。

宅建士試験は50問の四肢択一式で行われ、一定の得点を取る必要があります。

また、受験者には不動産業界で働いている人だけでなく、学生や他業種で働いている人なども含まれています。

令和7年度の合格者の職業別構成を見ると、不動産業が33.2%、建設業が8.7%、金融業が8.1%、学生が10.9%、他業種27.9%、その他11.3%などとなっています。

そのため、合格率だけを見て「受験者のうち何人に1人が同じ条件で合格する」と考えることはできません。

宅建士試験はどのくらいの勉強が必要?

宅建士試験に必要な勉強時間は、受験者の知識や学習経験によって大きく異なります。

不動産や法律についてすでに知識がある人と、初めて学ぶ人では、必要な学習時間は同じではありません。

また、独学なのか、通信講座や資格学校を利用するのかによっても学習方法は変わります。

そのため、「宅建は○○時間勉強すれば合格できる」と一律に考えるよりも、試験範囲を一通り学習したうえで、過去問などを使って現在の理解度を確認することが重要です。

宅建士試験の難易度を考えるポイント

宅建士試験の難易度を考えるときは、次のような点を見ると分かりやすくなります。

合格率

近年の合格率はおおむね20%前後で推移しています。

令和7年度は18.7%でした。

合格基準点

合格基準点は年度によって変わります。

そのため、過去の合格基準点を確認することで、どの程度の得点が必要になるのかを把握できます。

試験範囲

宅建士試験では、宅建業法だけでなく、権利関係、法令上の制限、税など、複数の分野から出題されます。

試験範囲が一つの法律だけに限られているわけではないため、複数の分野を並行して学習する必要があります。

四肢択一式の試験

宅建士試験は50問の四肢択一式です。

知識を覚えるだけでなく、問題文を読み、選択肢の正誤を判断する力も必要になります。

登録講習を修了すると5問免除になる

宅建業に従事している人は、一定の条件を満たして登録講習を修了すると、宅建士試験の一部が免除されます。

通常は50問ですが、登録講習修了者は5問が免除され、45問になります。

ただし、登録講習は誰でも受講できるわけではなく、宅建業に従事している人が対象です。

令和7年度は、一般受験者の合格率が18.7%だったのに対し、登録講習修了者は24.2%でした。

宅建士試験は独学でも受験できる

宅建士試験には年齢や学歴などの受験資格がなく、日本国内に居住している人であれば受験できます。

そのため、社会人が働きながら学習したり、独学で受験したりすることもできます。

ただし、受験資格がないことと、短期間で合格できることは別の問題です。

試験範囲が広いため、自分に合った学習方法や学習時間を確保することが重要になります。

宅建士試験は難しい?

宅建士試験は、合格率だけを見ると、受験者の多くが合格する試験ではありません。

一方で、受験資格に年齢や学歴などの制限がなく、四肢択一式の試験であることから、必要な範囲を計画的に学習することで合格を目指せる試験でもあります。

「難しいかどうか」は、受験者のこれまでの知識や学習時間によっても変わります。

そのため、合格率だけで判断するのではなく、試験範囲、合格基準点、現在の自分の知識などを合わせて考えることが大切です。

まとめ

宅建士試験の合格率は、近年おおむね20%前後で推移しています。

令和7年度の合格率は18.7%で、45,821人が合格しました。

また、合格基準点は毎年固定されておらず、令和7年度は一般受験者が50問中33問以上、登録講習修了者が45問中28問以上でした。

宅建士試験の難易度を判断するときは、合格率だけを見るのではなく、試験範囲や合格基準点、受験者自身の知識や学習環境なども含めて考える必要があります。

次の記事では、宅建士試験の試験科目と出題内容について、各分野を詳しく解説します。