管理業務主任者試験とは?試験内容・受験資格・合格までの流れを解説

管理業務主任者として働くためには、まず管理業務主任者試験に合格する必要があります。

管理業務主任者試験は、マンション管理に関する法律や会計、建物・設備の維持修繕など、管理業務に必要な知識が問われる試験です。

この記事では、管理業務主任者試験の概要や受験資格、試験内容、合格後の流れについて解説します。

管理業務主任者試験とは?

管理業務主任者試験は、マンション管理業務に必要な知識を身につけているかを確認するための国家資格試験です。

マンション管理会社が管理組合と管理委託契約を結ぶ際には、契約内容についての重要事項の説明など、管理業務主任者にしかできない業務があります。

そのため、管理業務主任者として業務を行うには、試験に合格したうえで登録などの手続きを行い、管理業務主任者証の交付を受ける必要があります。

試験は、国土交通大臣の指定試験機関であるマンション管理業協会が実施しています。

管理業務主任者試験に受験資格はある?

管理業務主任者試験には、年齢や学歴、実務経験などの受験資格による制限はありません。

そのため、マンション管理会社で働いた経験がない人でも受験できます。

不動産やマンション管理の仕事をしている人だけでなく、これから関連する仕事への転職を考えている人も受験できる試験です。

管理業務主任者試験の試験内容

管理業務主任者試験では、マンション管理の実務に関係する幅広い分野から出題されます。

主な出題範囲は、次のとおりです。

管理事務・管理委託契約

管理会社と管理組合との間で締結される管理委託契約や、管理事務の実施に関する知識が問われます。

管理委託契約の内容や、管理会社が行う業務など、管理業務主任者の仕事に直接関係する分野です。

管理組合の会計

管理組合の収入・支出や会計処理などについて出題されます。

管理費や修繕積立金など、マンション管理に関係するお金の流れについて理解することが必要です。

建物・設備の維持・修繕

マンションの建物や附属設備について、維持管理や修繕に関する知識が問われます。

建築物そのものだけでなく、給排水設備や電気設備など、マンションを維持するために必要な設備についても学びます。

マンション管理に関する法律

マンション管理に関係する法律について出題されます。

区分所有法やマンション管理適正化法など、マンション管理の実務に関係する法律を中心に学習します。

その他の管理事務

上記以外にも、マンション管理業務の実施に必要な知識が出題されます。

法律だけを勉強すればよい試験ではなく、会計や建物・設備など、マンション管理に関する幅広い知識が必要になります。

試験は何問出題される?

管理業務主任者試験は、四肢択一式の筆記試験です。

通常は50問が出題され、試験時間は2時間です。

一方、マンション管理士試験の合格者については、一定の手続きを行うことで「マンション管理適正化法に関する5問」が免除されます。

この場合は45問で受験することになります。

試験対策では、単に知識を覚えるだけでなく、限られた時間内で問題を解く練習も必要です。

管理業務主任者試験の試験日はいつ?

管理業務主任者試験は、例年1年に1回実施されています。

試験日は年度によって異なるため、受験する年度の試験案内を確認することが大切です。

毎年8月〜9月頃に申込をして、12月が試験日になっています。

試験の申込期間や試験会場なども年度によって変更される可能性があるため、受験する際には最新の試験案内を確認しましょう。

管理業務主任者試験に合格するまでの流れ

管理業務主任者として業務に従事するまでには、試験に合格するだけでなく、登録や管理業務主任者証の交付を受ける必要があります。

大まかな流れは次のとおりです。

試験の受験
↓
管理業務主任者試験に合格
↓
登録手続き
↓
管理業務主任者証の交付
↓
管理業務主任者として業務に従事

試験に合格しただけで、すぐに管理業務主任者証が交付されるわけではありません。

実際に管理業務主任者として業務を行う場合は、合格後の手続きについても確認しておく必要があります。

管理業務主任者証には有効期間がある

管理業務主任者証には有効期間があります。

有効期間は5年間で、引き続き管理業務主任者として業務に従事する場合は更新が必要です。

更新する場合には、更新前6か月以内に行われる交付講習を受講する必要があります。

そのため、資格を取得した後も、一定期間ごとに更新手続きを行うことになります。

管理業務主任者試験はどんな人に向いている?

管理業務主任者試験は、マンション管理に関係する仕事をしたい人だけでなく、不動産や法律、建物管理について幅広く学びたい人にも関係する資格です。

特に、次のような人は資格取得を検討しやすいでしょう。

  • マンション管理会社への就職・転職を考えている人
  • マンション管理の仕事に必要な法律知識を身につけたい人
  • 不動産関連の資格を増やしたい人
  • 管理組合やマンション管理の仕組みを理解したい人
  • 宅建士などの不動産資格とあわせて学習したい人

管理業務主任者試験では、法律だけでなく会計や建物・設備についても学ぶため、マンション管理について総合的に知識を身につけられる点が特徴です。

まとめ

管理業務主任者試験は、マンション管理業務に必要な法律、会計、建物・設備、管理委託契約などの知識を問う試験です。

受験資格に制限はなく、実務経験がない人でも受験できます。

試験は四肢択一式で、通常は50問が出題されます。

試験合格後に登録や管理業務主任者証の交付を受けることで、管理業務主任者として業務に従事できるようになります。

管理業務主任者を目指す場合は、まず試験の出題分野を把握し、それぞれの分野について計画的に学習していくことが重要です。