管理業務主任者試験の勉強を始めるときは、テキストや過去問題集など、さまざまな教材の中から自分に合ったものを選ぶ必要があります。
管理業務主任者試験は、法律、会計、建物・設備、管理委託契約など幅広い分野から出題されるため、教材選びも重要です。
この記事では、管理業務主任者試験で使用する主な教材の種類と、それぞれの選び方について解説します。
管理業務主任者試験で使う主な教材
管理業務主任者試験の学習では、主に次のような教材を使用します。
- 基本テキスト
- 過去問題集
- 一問一答・問題集
- 予想問題集・模擬試験
- 法改正や最新情報をまとめた教材
すべてを用意する必要はなく、自分の学習方法や試験までの期間に合わせて選ぶことが大切です。
基本テキストの選び方
基本テキストは、試験範囲全体の知識を身につけるための教材です。
管理業務主任者試験では複数の分野を学ぶ必要があるため、まずは出題範囲を一通り確認できるテキストを選びます。
試験範囲を一通り扱っているか確認する
テキストを選ぶときは、次のような分野がきちんと扱われているかを確認しましょう。
- 民法などの関係法令
- 区分所有法
- 管理規約・管理委託契約
- マンションの建物・設備
- 管理組合の会計
- マンション管理適正化法
一部の分野だけを詳しく解説した本ではなく、試験全体をカバーできるものを基本教材にすると使いやすくなります。
自分にとって読みやすいものを選ぶ
テキストは、情報量だけでなく読みやすさも重要です。
文章中心のもの、図表が多いもの、イラストを使って説明しているものなど、教材によって構成は異なります。
実際に書店などで内容を確認できる場合は、数冊を見比べて、自分が読み進めやすいものを選ぶとよいでしょう。
最新年度版を選ぶ
管理業務主任者試験では、法律や制度が改正されることがあります。
そのため、基本的には受験年度に対応した最新版の教材を選ぶことが重要です。
特に法律分野では、古い教材をそのまま使うと現在の制度と内容が異なる可能性があります。
中古の教材や古い年度の教材を使用する場合は、法改正などの変更点を確認する必要があります。
過去問題集の選び方
管理業務主任者試験では、過去問題を使った学習も重要です。
過去問題集を選ぶときは、収録年数だけでなく、解説の分かりやすさも確認しましょう。
できるだけ複数年分を収録したものを選ぶ
過去問は、1年分だけではなく、複数年分を収録したものがおすすめです。
複数年の問題を解くことで、繰り返し出題されるテーマや、出題形式の傾向を確認できます。
ただし、収録年数が多ければ必ずよいというわけではありません。
問題数が多すぎて最後まで取り組めないのであれば、解説が充実した適切な量の教材を選ぶ方法もあります。
解説が詳しいものを選ぶ
過去問題集では、正解だけを確認するのではなく、問題を間違えた理由を理解することが重要です。
そのため、次のような内容が掲載されているかを確認します。
- 正解の理由
- 各選択肢の解説
- 関係する法律や制度
- 間違えやすいポイント
解説を読んで「なぜその答えになるのか」を理解できる教材のほうが、復習に使いやすくなります。
分野別と年度別の違いを確認する
過去問題集には、問題を分野別に整理したものと、本試験と同じように年度別に収録したものがあります。
分野別の過去問題集
法律、会計、建物・設備など、テーマごとに問題を解く形式です。
学習の途中で、その分野を集中して勉強したい場合に向いています。
年度別の過去問題集
実際の試験と同じように、1年分の問題をまとめて解く形式です。
学習の仕上げや、本試験の時間配分を確認するときに使いやすい方法です。
どちらにもメリットがあるため、学習の段階によって使い分ける方法もあります。
一問一答形式の教材は必要?
一問一答形式の教材は、基本知識を確認したいときに便利です。
短時間で問題を解けるため、通勤時間やちょっとした空き時間にも利用できます。
ただし、一問一答だけでは本試験形式の問題に慣れることができません。
そのため、一問一答を使用する場合でも、基本テキストや過去問題集と組み合わせて使うことが大切です。
予想問題集・模擬試験の選び方
試験直前には、予想問題集や模擬試験を利用する方法があります。
過去問題とは違い、初めて見る問題を本試験と同じような条件で解く練習ができます。
特に確認したいのは、
- 50問を時間内に解けるか
- 問題を解く順番
- 時間配分
- 自分の苦手分野
- 本番での集中力
などです。
予想問題集は、知識を身につけるためというより、試験本番に向けた仕上げとして利用すると効果的です。
法改正情報も確認する
管理業務主任者試験では、法律や制度に関する問題が出題されます。
そのため、試験年度に法律が改正されている場合は、最新の内容を確認する必要があります。
基本テキストが最新版であっても、その後に改正された法律については別途確認が必要になる場合があります。
受験年度の試験範囲や法令の基準日についても、試験実施機関が公表する情報を確認しておきましょう。
教材は増やしすぎない
教材選びで注意したいのが、必要以上に教材を増やすことです。
例えば、
- テキストを3冊
- 過去問題集を3冊
- 一問一答を2冊
- 予想問題集を複数冊
というように教材を増やしてしまうと、一冊あたりに使える時間が少なくなります。
基本的には、
基本テキスト1冊
+
過去問題集1冊
を中心にして、必要に応じて一問一答や予想問題集を追加する方法でも十分です。
教材の数を増やすよりも、選んだ教材を繰り返し使って知識を定着させることを優先しましょう。
独学と資格講座では教材の選び方が違う
独学の場合は、自分でテキストや問題集を選ぶ必要があります。
一方、通信講座や資格学校を利用する場合は、講座のカリキュラムに合わせた教材が用意されていることが多いため、自分で大量の教材を探す必要はありません。
どちらの方法を選ぶ場合でも、重要なのは「どの教材を使うか」だけではなく、「その教材を最後まで使い切れるか」です。
教材を選ぶときのチェックポイント
管理業務主任者の教材を選ぶときは、次の項目を確認するとよいでしょう。
基本テキスト
- 受験年度に対応している
- 試験範囲全体をカバーしている
- 自分にとって読みやすい
- 図表や具体例が適度にある
- 法改正に対応している
過去問題集
- 複数年分を収録している
- 解説が分かりやすい
- 分野別・年度別など、自分の学習方法に合っている
- 最新の法改正に対応している
- 繰り返し使いやすい
予想問題集
- 本試験と同じ形式で解ける
- 時間配分を確認できる
- 解説が充実している
- 試験直前の実力確認に使える
自分に合った教材を選ぶことが大切
管理業務主任者試験の教材には、それぞれ特徴があります。
情報量が多いテキストが向いている人もいれば、図表などを使って簡潔にまとめられたテキストのほうが勉強しやすい人もいます。
また、過去問題集についても、詳しい解説が必要な人と、問題数を多くこなしたい人では適した教材が異なります。
そのため、「人気がある教材だから」という理由だけで選ぶのではなく、自分の学習スタイルや試験までの期間を考えて選ぶことが重要です。
まとめ
管理業務主任者試験の教材は、基本テキスト、過去問題集、必要に応じて一問一答や予想問題集を組み合わせると学習しやすくなります。
基本テキストを選ぶときは、試験範囲を一通りカバーしていることと、受験年度の法改正に対応していることを確認しましょう。
過去問題集は、複数年分を収録し、詳しい解説があるものを選ぶと、問題演習と復習の両方に活用できます。
予想問題集や模擬試験は、試験直前の実力確認や時間配分の練習に利用できます。
教材は多ければよいわけではありません。
自分に合った教材を選び、選んだ教材を繰り返し使うことが、効率よく学習するためのポイントです。
